工事の内容
お客さまの走行安全性と快適性を高めるために、
老朽化した橋梁のコンクリート床版を撤去し、
耐久性の高いプレキャストコンクリート床版
(あらかじめ工場で制作した床版)に取り替えを
おこないます。
取り替えに際し、工事による渋滞の最小化を
図るため、
工事期間中も現状の4車線
(上下線とも2車線)を確保して工事をおこないます。

工事の手順


路肩と車線を狭くし、車線を外側に寄せることで、上り線と下り線の間に作業スペースを確保します。

確保した作業スペースに、工場で作った新しい桁を設置し、床版架設機(門型のクレーン)を利用しながら新しい床版を設置することで上り線と下り線の間をつないで車が走れるようにします。
中央分離帯を利用した車線の拡幅
「長良川(ながらがわ)橋」・「木曽川(きそがわ)橋」とも、上り線と下り線で同じ橋脚を使用していること、上下線の間に空間があることから、上下線の橋の間に桁と床版を設置し、上下線の隙間をつなげることで車線を拡幅します。
床版の設置には床版架設機(門型のクレーン)を採用することで交通に影響を与えることなく作業が可能です。

STEP1で新たに設けたスペースを、下り線としてご利用いただけます。そして、元々下り線として利用していた橋の古い床版を設置します。
現状の車線数を確保しながらの床版の取替
現状の4車線(上下線とも2車線)を確保しながら古い床版を撤去し、新しい床版を設置していきます。
工事区間では車線幅員が狭くなり、車線シフトをおこないます。

今度は、中央に設けた車線を上り線としてご利用いただきます。そして、STEP2と同様に上り線側の床版を取り替えます。

架け替え期間中に現状の4車線(上下線とも2車線)を確保するため、本線の横に迂回路を構築します。
STEP1で構築した迂回路を下り線としてご利用いただき、元々下り線として利用していた車線の橋梁の架け替えなどを実施します。
STEP2で新設した中央の車線を上り線としてご利用いただき、STEP2と同様に上り線側の橋梁の架け替えなどを実施します。
上下線を新設車線に切り替え、架け替え工事が完了となります。付け替え完了後は迂回路の運用を終了し、撤去を行います。
老朽化が進み、
工事による耐久性の強化が必要です。


名神高速道路は1965年7月に全線開通し、既に50年余年が経過しています。大型車交通の増加や積雪寒冷地などでの凍結防止剤の使用などにより、高速道路の橋梁の老朽化が進んでいます。
これらの課題に対し、構造物を最新の技術を用いて補修、補強し、建設当初と同等またはそれ以上の性能や機能を回復することで、高速道路をこれからも長く健全に保つ「高速道路リニューアルプロジェクト」に取り組んでいます。
工事期間中ご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
特殊車両通行時のお願い
今回の規制に伴い、当面の間、
大垣ICから一宮JCT間は上下線、
八日市ICから彦根IC間は下り線(京都方面)で、
車幅3.0m超過の特殊車両は通行できません。

また特殊車両通行許可について、高速道路の経路のみを
取得されている場合は、
一般道の許可の取得も必要となる
場合がありますのでご注意ください。
各ICをご利用される車幅3.0m超過の
特殊車両は迂回をお願いします。
工事区間走行時の注意
工事に伴い、上下線ともに車線幅員・路肩幅員が
通常よりも狭くなります。
ご走行時は、標識などの案内をご確認いただき、
規制速度を守り、安全に走行してください。
ご迷惑をおかけしますが、
ご理解とご協力をお願いいたします。
- 長良川橋
- 木曽川橋
- 多賀橋



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